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【本の情報】 グローバル化の終焉を告げた2つの「事件」と「閉じた経済圏」の可能性とは

以前から「資本主義」の限界が叫ばれてきたが、肝心の「資本主義の次にあらわれる世界」の議論については不透明な部分があった。 それが、2016年に起きた2つの決定的な事件――イギリスのEU離脱と、ドナルド・トランプのアメリカ大統領選勝利――によって、世界がどこに向かおうとしているのかが見えてきた感がある。 この2つの出来事の象徴的な意味合いは、グローバリズムと新自由主義を引っ張り続けてきた米英が、世界に対して「閉じる」という選択をしたことだ。 経済学者の水野和夫氏が執筆した『閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済』(集英社刊)では、「生き残るのは閉じた帝国である」という重大な指摘を起点に、世界…

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【本の情報】 男であれず、女になれない 鈴木信平さん


■私は何者? 答えを求め悩み抜く ユニセックスな服に、大きなピアスとネックレス。彩り豊かな十指の爪。記者とは少し高く柔らかな声であいさつを交わした。 36歳の時に男性器を摘出。男性をやめたが、ホルモン注射は打たず女性にもならなかった。 近年、世の中ではセクシュアル(性的)マイノリティーについて考える機会が増えたが、「私はマイノリティーの中からもこぼれ落ちた存在なんです」と言う。 「性」を手放す葛藤を描いた、この本は訴える?? 「想像してみて下さい」 あなたから性別を除いたとしたら、今のあなたをとりまく愛(いと)しいものは、どれだけ残りますか。 自分の性がほかの人たちと違うと明確…




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【本の情報】 青楼オペラ [作]桜小路かのこ

■江戸・吉原を舞台に描かれる「将来(さき)のない恋」 青楼(せいろう)とは「美女の住む家」のことで、江戸時代は吉原遊郭を意味していた。両親を謎の賊に殺されて家を取りつぶされた武家の娘・永倉朱音(ながくらあかね)は、犯人と事件の真相を探るため、自ら吉原の大見世(おおみせ)・曙楼(あけぼのろう)に身を沈め、「茜(あかね)」という遊女に。高利貸しの若旦那・近江屋惣右助(おおみやそうすけ)に目をかけられ、やがてふたりは運命的な恋に落ちていく。 惣右助は色男で仕事ができる上、うなるほどの金を持っていて武士も頭が上がらない。そんな理想的ヒーローが、茜だけを一心に愛してくれる。また、永倉家に仕えていた…

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【本の情報】 〈私のコミック履歴書〉日髙のり子

大人になった南ちゃん ――かつて浅倉南の役で一世を風靡(ふうび)しましたが、『タッチ』という作品にはどんな思いを持っていますか。 日? 声優としてこの世界で生きていく基礎を作ってくれた作品だと思っています。作品が大きかったことで、私の芸能生活においても南ちゃんというキャラクターはとても大きくて。この役がきっかけで、日本中の人に声を知ってもらったわけですから。 ――当時、南ちゃんを演じる上で心がけたことは? 日? 最初、活発に演じていたら「もっと抑えて」と言われたんです。「南ちゃんは怒っていても優しいんだから」と。それから、あだち充先生の作品はセリフが少なくて、短いセリフの中にも思いがこもって…

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【本の情報】 沖縄の経験 監視と制裁、他人事ではない 鳥山淳


 沖縄戦から72年、沖縄の本土復帰から45年が経過した。長年にわたる不条理に満ちた経験は、一方ではいまなお継続中であると同時に、他方では月日の経過とともに生じる希薄化の渦中にある。それをどのような経験として表現し、受け継いでいくことができるのだろうか。大田昌秀・元沖縄県知事の訃報(ふほう)は、その問いに向き合うことを求めているように思える。 ■尊厳を賭けた声 4月から砕石の海中投下を開始した辺野古の新基地建設について、日本政府は「沖縄の負担軽減のため」と強弁するが、そのような美辞麗句を無効化する現実が沖縄では続いている。 嘉手納基地では、4月以降、周辺自治体等の強い反発を無視してパラシュー…




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