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【本の情報】 書架の探偵 [著]ジーン・ウルフ

図書館の棚に、男が一人横になっている。彼はかつて存在した作家の記憶を植えつけられたクローンである。オリジナルはミステリ作家だった。要望があれば貸し出される。 生物学的には人間だが、完全に物として扱われる。制度上、そうなっている。 彼の小説の主人公と同様に慇懃無礼(いんぎんぶれい)な口調で喋(しゃべ)る。 ある日、彼は借り出され、自分では書いた記憶のない本をめぐる謎と遺産の争奪戦に巻き込まれる。 といったあらすじからは、SFかミステリが予想されるかもしれないのだが、ジーン・ウルフはいつものとおり、こちらの予想をかわしてくる。 ウルフはよく、意地の悪い書き手とされる。何かを遠回りしなが…

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【本の情報】 辻山良雄が薦める文庫この新刊!


 (1)『持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない』 pha著 幻冬舎文庫 583円 (2)『ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方』 伊藤洋志著 ちくま文庫 734円 (3)『森と氷河と鯨 ワタリガラスの伝説を求めて』 星野道夫著 文春文庫 1026円 ◇ 社会に出るころには、景気はすでに下り坂、現実感のない〈経済成長〉よりは、自分らしい生きかたを探してみたい……。(1)(2)のような本が、同じ時期に文庫化したのも、時代の変わり目を表しているように思う。(1)は世間で重視されている「正社員」「家族」などの価値観に背を向け、お金に縛られず、自分の居場所を見…




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【本の情報】 現代文学を「読む・語る・動く」 東大でシンポジウム


 「文学を読む・語る・動く」と題するシンポジウムが7月、東京大で開かれた。第一線で活躍する翻訳家や作家、文学研究者が次々に登壇し、現代の文学を縦横に語った。 「読む」をテーマにパネル討論に臨んだ福嶋伸洋・共立女子大准教授はボブ・ディランさんのノーベル文学賞を引き合いに出し、歌や韻といった「読まれない」文学をもっと評価するべきだと指摘。「韻」を子供に説明するために自作した「かまどの中にはてっぱん/おいしくやけるよあんぱん」という詩を披露して、会場をわかせた。 マイケル・エメリック・カリフォルニア大ロサンゼルス校准教授もこれに呼応するように、「読まない」ことの意味について問題提起。読書体験がま…




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【本の情報】 大人の落語 柳家さん喬さん


■客と「互角」に向き合い、つむぐ機微 古典落語を紹介しながら、男女の感情の機微をつづった書だ。泥棒をも手玉に取る女性の魅力と強さ、翻弄(ほんろう)される男たちの愚かしさや切なさ。そして、許されぬ恋を貫く男女の純粋さ??。 人情噺(ばなし)の妙手。特に女性を演じるときの繊細で優しい雰囲気はこの人ならでは。本書を読むと、文体にも、それが表れている。著者が、演じる人物たちに温かく優しい気持ちを抱き、寄り添っていることが伝わってくるのだ。 名作「芝浜」。大金の入った財布を拾い、飲んで暮らせるとうかれる亭主。翌朝、おかみさんは「財布を拾ったのは夢」とだます。おかげで亭主は仕事に精を出して、成功す…




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【本の情報】 〈マンガ今昔物語〉第84回 夏だからペンギン!

昔からペンギンが好きだ。都内のサンシャイン水族館やアクアパーク品川はもちろん、北海道の旭山動物園や九州の長崎ペンギン水族館にも足を運んだことがある。なんといっても「人鳥」とも呼ばれるユーモラスなシルエットがいい。ペットとして飼うのは難しそうだが、ただ見ている分には犬や猫より可愛いと思う。 ペンギンを主人公にしたマンガというと、たとえばアニメ化もされた『忍ペンまん丸』(いがらしみきお)などが有名だが、ライターの五十嵐大さんによると、かつて『ハ~イ ペンギン探偵事務所ですう』(水越かりん)という作品もあったらしい。 1994年に「デラックスボンボン」に連載された子ども向けミステリーで、登場す…

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【本の情報】 〈女優・のんのコミック感想文 のんびりーでぃんぐ〉響_~小説家になる方法~ [作]柳本光晴

■才能とダメさ加減の釣り合いが絶妙にかわいい 誰しも“天才”に憧れを抱くことはあるのではないでしょうか。私も、今の演技天才! とか言われると嬉しいです。天才と一口に言ってもいろんな才能があると思うのですが、この作品で描かれているのは小説を書く女の子、響(ひびき)。一見大人しそうだけど、とても喧嘩(けんか)っ早い。普通じゃ考えられないほどの行動力で周囲をドン引きさせるけれど、自分の好きな作家に握手を求める素直な一面もある、不思議な女の子。世間体も気にしない、後先考えず自分のルールに則(のっと)って正論を突き通す。それをかっこいいと周囲に言わしめるような小説を書く。まさに“天才”をその目で見ら…

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