・【本の情報】 煌 [著]志川節子 ・【本の情報】 噺は生きている―名作落語進化論 [著]広瀬和生 ・【本の情報】 福永信が薦める文庫この新刊! ・【本の情報】 FAKEな平成史 [著]森達也 ・【本の情報】 (オススメ 編集部から)日本国憲法の制定過程 ▼もっと見る

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カテゴリ:新刊のエントリー一覧

  • 【本の情報】 煌 [著]志川節子

    ■花火がつなぐ六つの連作短編集 寡作ながら質の高い市井ものを発表している志川節子の新作は、花火を題材にした連作短編集である。 本書には六作が収録されているが、舞台となる時代は元禄時代の一七〇三年から幕末の一八五五年まで、場所も三河、甲府、長崎、越後長岡、江戸と幅広い。当然ながら主人公も異なっている。一作ごとに設定も登場人物も変え、丹念な時代考証を施し、その土地ならではの風俗や人情を描くのは想像を絶す...

  • 【本の情報】 噺は生きている―名作落語進化論 [著]広瀬和生

     落語が音源という形でアーカイブ化され続けている今、異なる演者による同一演目の「聴き比べ」は容易にできるようになり、それは登山に例えるならば、だれがどのルートを辿(たど)ってその山に登頂したかを確認することに近い楽しみがある。 著者の広瀬さんはほぼ毎日どこかで落語を聴いている。同時に音楽誌の編集長を長年務め、音源や映像の書誌情報化もお手の物。つまり、ひとつの噺(はなし)に関して、過去の名人と現在の...

  • 【本の情報】 福永信が薦める文庫この新刊!

     (1)『ワッハ ワッハハイのぼうけん 谷川俊太郎童話集』 谷川俊太郎著 和田誠絵 小学館文庫 961円 (2)『五つの証言』 トーマス・マン、渡辺一夫著 中公文庫 864円 (3)『文芸的な、余りに文芸的な/饒舌録ほか 芥川vs.谷崎論争』 千葉俊二編 講談社文芸文庫 1728円 ◇ (1)谷川さんは長年詩をくすぐってきた。読者をその都度「子供」に戻し、豊かな詩の世界を垣間見せてきた。その彼が「物語...

  • 【本の情報】 FAKEな平成史 [著]森達也

     ドキュメンタリー映画「FAKE」の監督・森達也が同時代人とともに、“平成”という時代を振り返る。対談相手はテレビプロデューサー、ジャーナリストなどさまざまだが、皆、自らの視点で時代と対峙してきた人々だ。 オウム地下鉄サリン事件以降、テレビコメンテーターとして活躍した有田芳生は、オウム信者の映像作品を制作した森との間で、「どこにでもいるいい人」である信者たちが「組織」になると豹変するという構造に話が...

  • 【本の情報】 (オススメ 編集部から)日本国憲法の制定過程

     日本国憲法はいかに制定されたのか。庄司克宏編『日本国憲法の制定過程 大友一郎 講義録』(千倉書房・2700円)が、その経緯を詳述している。 大友一郎氏は敗戦前に内閣法制局に入り、戦後は占領下の憲法問題調査委員会(松本委員会)事務局で制定過程を直視してきた人物だという。本書は大友氏が退官後に慶応大で行った講義をまとめたもので、「ポツダム宣言」の意義や「おしつけ憲法」とならざるを得なかった複雑な背景...

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