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2017年04月のエントリー一覧

  • 【本の情報】 いのちの車窓から 星野源さん

    ■ひとりではない瞬間の、大切さ 出演したドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」は、主題歌「恋」とそのダンスも含め社会現象に。いまや「時の人」だが、「口をぽかんと開けてみていて、なんだかすごいなって」。ふわりとした、あの笑顔で言う。「ちょっとだけひとごとのような」感じらしい。 学校になじめずにいた中学時代。音楽と演劇に出会う。2000年にバンド「SAKEROCK」を結成、03年から劇団「大人計画」の舞台にも...

  • 【本の情報】 裸足で逃げる―沖縄の夜の街の少女たち [著]上間陽子

    ■構造化された暴力 体調が悪いとき、痛みは弱い部分に出る。社会も同じだ。世の中の歪みは、もっとも弱い者にしわ寄せされる。 上間陽子『裸足で逃げる』は、沖縄のキャバクラで働く少女たちにインタビューしたノンフィクション。著者は琉球大学教育学部の教授で、社会学的な聞き取り調査の手法が根底にある。 6人の少女たちが登場する。共通しているのは、15歳ぐらいの若いころから、年齢を偽ってキャバクラ等で働いてきたこと...

  • 【本の情報】 愛しのオクトパス 海の賢者が誘う意識と生命の神秘の世界 [著]サイ・モンゴメリー

    ■タコとの交流で知る驚きの生態 タコには人を見分けることができるらしい。それどころか、好きな人間には積極的に腕を伸ばしてからませるというから驚きだ。 本書はナチュラリストである著者が水族館のタコたちとの交流を描いたノンフィクション。 タコに興味を持ち水族館を訪れた著者は、すぐに彼らに気に入られ、腕をからめあう仲になる。タコの吸盤には味覚があり、触れることで相手の味がわかるのだ。冒頭からくりかえし描かれ...

  • 【本の情報】 クラウドガール [著]金原ひとみ、私をくいとめて [著]綿矢りさ

    ■自立を模索する女性たちの今 金原ひとみと綿矢りさが芥川賞を同時受賞したのは2004年。当時、金原は20歳、綿矢は19歳。そして13年。30代になった二人が昨年本紙に連載した小説がこの2作である。 金原ひとみ『クラウドガール』は姉妹の物語である。留学先から帰国して大学に通う姉の理有(りう)は20歳。高校生の妹・杏(あん)は16歳。父母は離婚しており、母は2年前に急死した。 〈私たちは、二人で生きてきた...

  • 【本の情報】 川端康成「雪国」 島田雅彦が聴く

    ■生の燃焼と孤独な魂の交感 日本の鉄道はトンネルの数が極めて多く、しかも長いものが多い。トンネルをくぐるたびに『雪国』の冒頭のフレーズを思い出しながら、抜けた先に出現する別世界に誘われる。鉄道もトンネルもなかった時代は歩いて峠越えをしていたことを思えば、ほとんどワープする感覚である。 雪国の風景、人、暮らしは、ほとんど固有名詞が出てこない抽象的な描写に終始している。旅人の島村は映画のカメラとなり切っ...

  • 【本の情報】 ジェーン・スーさんと山内マリコさんトーク 4月、東京

     『今夜もカネで解決だ』(朝日新聞出版)のジェーン・スーさんと『皿洗いするの、どっち?』(マガジンハウス)の山内マリコさん。エッセー集を相次いで刊行した2人が公開で対談します。 4月22日(土)午後6時半、東京・朝日新聞社読者ホール(大江戸線築地市場駅)。 郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を明記、 【はがき】〒104・8665東京・晴海郵便局私書箱303号「作家LIVE4月」係 【FAX】03・5...

  • 【本の情報】 わたしはこうして執事になった [著]ロジーナ・ハリソン [監修]新井潤美 _[訳]新井雅代

    華麗な時代を執事として生き抜いた輝きの日々をつづる 本書に登場する5人の男性は、屋敷勤めの使用人である。本書は彼らの目を通じてイギリスの上流社会を浮き彫りにする。雑用係から下男、従僕、そして執事という出世コースを歩んできた経験を聞き書きとしてまとめた著者自身も、子爵夫人付きのメイドとして、その人生を捧げてきた。それだけに、男性使用人たちの本音を聞き出し、笑いと苦労、ときには涙ありの物語として見事にま...

  • 【本の情報】 本を守ろうとする猫の話 [著]夏川草介

    デビュー作『神様のカルテ』がヒットし、シリーズ化された著者の長編ファンタジー。 主人公の高校生夏木林太郎は「夏木書店」を営む祖父と二人暮らし。その祖父が突然亡くなり、店をたたもうとしていた時、店の…http://book.asahi.com/reviews/column/2017033100003.html?ref=rss2from ブック・アサヒ・コム 新着記事 http://book.asahi.com/rss/rss2.rdf...

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