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2017年04月のエントリー一覧

  • 【本の情報】 米澤穂信さん囲む読書会 参加者募集 7月、名古屋で

     作家の米澤穂信さんを囲む若者のための読書会「オーサー・ビジット校外編」(朝日新聞社・出版文化産業振興財団〈JPIC〉主催)を7月9日(日)午後1時、名古屋市中村区の「クロッシュブラン」(名古屋駅西口徒歩2分)で開きます。「古典部」シリーズ最新刊の短編集『いまさら翼といわれても』(KADOKAWA)を読んできてください。 10代及び学生なら20代も参加できます。サイン会もあります。無料。 応募は htt...

  • 【本の情報】 自分の中に孤独を抱け [著]岡本太郎

    丸くなるな、とんがって生きろ いまも輝きを放つメッセージ 「孤独であるからこそ、無限の視野がひらける」。まさに言葉通り、孤独をしっかりと抱きしめたまま、人生を突っ走った芸術家・岡本太郎。本書は全編を通じ、逃げ道を作らず、生命力みなぎる言葉が続く。 人はしばしば、分際をわきまえて謙虚に生きようとする。そうすれば確かに人生は安全だろう。けれども、自ら可能性を捨てていないだろうか、と岡本は問う。自分を守っ...

  • 【本の情報】 県警外事課 クルス機関 [著]柏木伸介

    公安の一匹狼(おおかみ)vs.冷酷な暗殺者 疾走感が半端ない公安ミステリー 第15回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞受賞作は、緻密(ちみつ)なプロットで構築された渾身(こんしん)の公安ミステリーである。主人公は、違法捜査もいとわず、“歩くひとり諜報(ちょうほう)組織”=「クルス機関」の異名をとる神奈川県警外事課の来栖惟臣(くるすこれおみ)。北朝鮮工作員が日本で大規模テロを画策中という情報を得...

  • 【本の情報】 オリジナル版 さっちん 荒木経惟さん

    ■60年代の子供たち、「私写真」の原点 天才アラーキーの出世作といえば、第1回太陽賞(1964年)を受けた「さっちん」。東京・下町のやんちゃな子供たちを活写し、94年の写真集や個展の場で、見る人を魅了してきた。しかし、それらは受賞作ではなかったというのだ。今回の写真集が、「幻のオリジナル版が半世紀を経て甦(よみがえ)る!」とうたうゆえんでもある。 雑誌「太陽」に受賞作を掲載するため当該のコマをネガで...

  • 【本の情報】 隠れ増税 なぜあなたの手取りは増えないのか [著]山田順

    ■複雑でつかみ難い実態にメス 本書の題名は国民の見えないところで決まったり、いつの間にか負担増になっていたりする実質的な増税を指す。 日本の税制はあまりに複雑で税金の種類も多過ぎることから、その実態が庶民にはつかみ難い。また会社が年末調整によって給与所得控除などの手続きを代行してくれるので、サラリーマンの多くは確定申告をしない。これらが「隠れ増税」が見逃される主な原因になっているという。 そこにメスを...

  • 【本の情報】 林京子の文学 「核」の恐怖と破壊、そして希望 富岡幸一郎

     林京子さんの訃報(ふほう)に接し、2006年の6月に神奈川県逗子市の自宅でインタビューした時のことを印象深く思い起こした。私が編集長をしている「表現者」というオピニオン誌で「核」の問題を特集することになり、前年に全8巻の全集を刊行した林さんにぜひ話をうかがいたかったからである。 物静かに言葉を選び凜(りん)として語る林さんは、最後に少し微笑(ほほえ)まれるようにしてこう語った。「わたくしいつも思...

  • 【本の情報】 江戸→TOKYO―なりたちの教科書 [著]岡本哲志

    タモリが日本各地を訪ね、歴史の痕跡を探し、その街の成り立ちに迫るNHKの「ブラタモリ」が人気だ。本書は、この番組に何度も出演した著者が、徳川家康の都市計画から現代の日本橋再開発に至る東京の変遷をたどっている。 寛永寺と増上寺は、江戸城を忌むべき方角の鬼門と裏鬼門から守るために作られたとされる。だが実際に江戸城天守閣の鬼門と裏鬼門の線上にあるのは、神田明神と日枝神社。著者はこの二社が、江戸城を守って...

  • 【本の情報】 実録 水漏れマンション殺人事件 [著]久川涼子

     管理会社からの電話で、一室を所有するマンションに駆けつけたら……。上階の部屋で殺人事件が発生し、なぜか容疑者が配管を壊したため、他人に貸していた3DKは水浸しになっていた。この日を境に著者の白髪が増えていく。 まんしゅうきつこの漫画が付いたサブカル本のような体裁だが、著者の直面する理不尽な状況にハラハラドキドキさせられた。現場保全を理由に水漏れが3日半も続いたため、余儀なくされたリフォームの見積も...

  • 【本の情報】 オードリー・若林さん招きイベント 5月3日、東京・渋谷

     読書好き芸人として知られるオードリー・若林さんがMCを務めた文筆系トークバラエティー『ご本、出しときますね?』(BSジャパン)が書籍化されるのを記念して、読書について語るトークライブを開催します。 出演予定者:若林正恭さん(オードリー)、加藤千恵さん、中村航さんほか(予定) 日時:5月3日(祝)16~17時 場所:HMV&BOOKS TOKYO 東京都渋谷区神南1-21-3 応募方法:インターネット( http://enq....

  • 【本の情報】 別の人生を想像しつつ、今ある愛を磨く 三浦しをんさん

    ■相談 見合いで平穏な人生、心を焦がしたい 恋愛に恵まれず、38歳で見合い結婚をしました。夫に不満はなく、子ども2人と平穏無事に暮らしています。それでもこのまま人生が終わるかと思うと、やるせない。瀬戸内寂聴さんの「100冊の本を読むより、1回の恋愛」という言葉を手帳に貼る自分に苦笑いしています。私も心を焦がしてみたいです。 (長野県、パート女性・51歳) ■今週は三浦しをんさんが回答します 奥さん!(唐...

  • 【本の情報】 ブーゲンビリア 小路啓之短編集 [作]小路啓之

    ■壊れた現実、何がマトモなのか 小路啓之(しょうじひろゆき)の仕事を振り返ると、ふとトリックスターという言葉が思い浮かぶ。まんがの世界で、今の社会の中で、道化の役回りを引き受けて演じるかのような、奇妙にねじれた切迫感のあるコメディーを描く人。実は壊れてしまっている社会の中で、さらに一歩先に壊れてみせることで、今の現実を暴き出して、見せつけてくれるような作風。 昨秋不慮の事故で逝去した著者を追悼して3...

  • 【本の情報】 〈私のコミック履歴書〉映画監督 三池崇史さん

    木村拓哉と万次 ――これまでにマンガ原作の映画もたくさん撮っていらっしゃいますが、マンガはお好きですか。 三池 もちろん! まったく裕福ではなかったけど、高度成長期の恩恵を受けて、浴びるようにマンガを読んで育った世代ですよ。子どものころは将来マンガ家になりたいと思って、石ノ森章太郎の『マンガ家入門』も持っていました。 ――特に好きだったマンガ家は? 三池 マンガ家ではなくて原作者だけど、梶原一騎は好きでし...

  • 【本の情報】 番外編 読書は必要? あなたの「世界」を変えるかも 穂村弘

     「読書はしないといけないの?」。こんな読者の投稿が本紙「声」欄に掲載されました。そもそも読書とは? そして言葉とは? 歌人の穂村弘さんが考えを寄せてくれました。 ◇ 知り合いの青年に「本は読まないの?」と尋ねたら「ほむらさんはダンスしないんですか?」と聞き返されたことがあります。読書は人生の必修科目でダンスは選択科目、というのはもう古い感覚らしい。 飲み会における「とりあえずビールで乾杯」やライフイ...

  • 【本の情報】 カノジョは嘘を愛しすぎてる [作]青木琴美

    ■8年間の人気連載が遂に涙の感動完結! 実写映画化もされた“カノ嘘”が遂に完結! 人気バンド、クリュードプレイ(クリプレ)の大ファンである小枝理子(リコ)は、ある日一人の男性にナンパされる。彼が口ずさんでいたメロディーに惹(ひ)かれたリコは、彼がクリプレのサウンドクリエーター、小笠原秋(アキ)とは知らずに付き合うことに。ただ、アキがリコに声をかけたのは、所属事務所の社長でプロデューサーの高樹との軋轢(...

  • 【本の情報】 自然史 [著]露口啓二

    ■非情の眼で切り取る風景写真 最初、書評委員会の場に提示された本書を手にとり、何げなくパラパラと頁(ページ)を繰っていた。そのうち、不思議な感覚に襲われ始めたことに気づいた。老齢である自分の肉体の変化を、この風景写真が表象しているように感じたからである。 肉体が生老病死のプロセスを歩むように、風景もまた人間の肉体同様の運命を辿(たど)る。一生を何度も繰り返しながら生死を流転していく仏教思想を垣間見て...

  • 【本の情報】 自然史 [著]露口啓二

    1http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2017041800001.html?ref=rss2from ブック・アサヒ・コム 新着記事 http://book.asahi.com/rss/rss2.rdf...

  • 【本の情報】 昭和天皇の戦争―「昭和天皇実録」に残されたこと・消されたこと』 [著]山田朗

    「昭和天皇実録」(実録)は、「官」の編んだ「公式の記録」である。従って、「天皇=平和主義者」との特定の意図で記述されているとして、著者はとくに戦争に関する部分を取りあげて、どのような部分が割愛されているかを実証的に裏づけた。 いうまでもなくこの実録のみでは昭和天皇の実像が確認できるわけではない。「民」の側もこれまで実証的に天皇の姿を記録してきたが、両論相俟(あいま)って、大元帥の天皇像に息吹が与え...

  • 【本の情報】 池澤春菜が薦める文庫この新刊!

     (1)『風の名前1』 パトリック・ロスファス著 山形浩生ほか訳 ハヤカワ文庫 886円 (2)『マイルズの旅路』 L・M・ビジョルド著 小木曽絢子訳 創元SF文庫 1404円 (3)『天体嗜好症 一千一秒物語』 稲垣足穂著 河出文庫 1296円 ◇ 今月は長い物語の終わりと始まり、そして時を超えて愛される物語を。 (1)は話題沸騰のファンタジー長編の第1巻。一気呵成(いっきかせい)に読み終えてはたと気...

  • 【本の情報】 (オススメ 編集部から)ネットで広がる「しあわせ病」

     フェイスブックであらゆる投稿に「いいね!」してくる人は何を考えているのか。ツイッターで他人のつぶやきを盗用する「パクツイ」の実態は? ネットやSNSの裏側を掘り下げた記事で人気を集めるライターのセブ山が、取材の成果を『インターネット文化人類学』(太田出版・1566円)にまとめた。 いいね!乱発男にパクツイ常習犯、ネットで裸をさらすチャットレディーら、一風変わった取材対象者たち。ことに衝撃的なのは...

  • 【本の情報】 情景と母の味、昔話に記憶をたどる力 山本一力さん

     ■相談 ふるさとへの思い、熱くしたい 昨年は各地の名産が欲しくて、故郷とは関係ない土地に「ふるさと納税」をしました。みかんや牛肉などをもらって喜んでいましたが、先祖代々暮らし、自分が今も住んでいるまちに対して申し訳なく、良心がとがめています。今年は「ふるさと納税」をやめようと思うのですが、思い切って断ち切るために、故郷への思いを熱くする書籍があれば教えてください。 (甲府市、男性会社員・54歳) ■...

  • 【本の情報】 日本の近代とは何であったか―問題史的考察 三谷太一郎さん

    ■現在を歴史に位置づける総論 三谷太一郎さん(80歳) 「自分のこれまでの各論的研究を土台にして、日本近代についてできるだけコンパクトで、わかりやすい総論を目指しました」 ヨーロッパ近代をモデルとした日本で、政党政治・資本主義・植民地帝国・天皇制は、なぜ作られたのか。政治史家がこれらの問題に正面から取り組み、歴史に現在はどう位置づけられるか考えた。 政党政治はなぜ生まれたか。幕藩体制の合議制や月番制が...

  • 【本の情報】 魂でもいいから、そばにいて―3・11後の霊体験を聞く [著]奥野修司

    ■死者とともに生きる 今年の3月11日、私は奥野修司『魂でもいいから、そばにいて』を読んで過ごした。 この本は、ノンフィクション作家である奥野が3年半にわたって被災地に足を運び、遺族から聞いた16話の霊体験を春、夏、秋篇に分けて編んである。圧倒的に多いのが亡くなった家族や恋人が夢に現れるもので、そのほとんどがカラーだという。それだけに故人の姿は生々しく、出口の見えない漆黒の日々を送っていた遺族は、怪...

  • 【本の情報】 新たな“プロ”の育て方―なぜ左官屋で若者と女性が活躍できるのか [著]原田宗亮

    ■IT機器使って名人を真似してく 建物の壁はビニールクロスやパネル壁が主流だった。それが最近は自然素材のよさが見直され、左官による塗り壁の需要が増えているという。 ところが、左官職人は最盛期の30万人が7万人弱に減少。若手の定着率の低さが高齢化に拍車をかけている。 このギャップを解決すべく、離職率を40%から5%にまで下げた東京下町の左官業3代目社長が説く独自の職人育成法だ。社員として抱える職人は20...

  • マルチタレントの住友聖命さんが映画化を視野に小説を出版しました

    札幌でマルチに活躍する私が敬愛する住友聖命さんが映画化を視野に入れてスペクタクルエンターテインメント小説を出版されました。音楽に司会、俳優、作家と本当にマルチな活躍です。現在50歳代で油に乗り切っています。今回もCD発売とほぼ同時に達成!(※CDは後半に載せます)Gaia~日本再生posted with amazlet at 17.04.11 (2017-03-16)Amazon.co.jpで詳細を見るAmazon著者からのメッセージ↓映画関係者 必見! 劇場版 ~大ス...

  • 【本の情報】 世界を変える「デザイン」の誕生―シリコンバレーと工業デザインの歴史 [著]バリー・M・カッツ

    ぼくの妻は機械音痴だが、はじめてマッキントッシュを触ったとき、もっと早くこのパソコンを使いたかったと言った。そう、マックはユーザーに心地よさをもたらすのだ。このような製品が、どういう経緯で実現するに至ったのか。本書はシリコンバレーで起こった「デザイン革命」の過程をつぶさに再現する。 シリコンバレーといえども、1950年代にはデザイナーの地位は低く、エンジニアから蔑(さげす)まれる存在ですらあった。...

  • 【本の情報】 谷川俊太郎×黒木瞳対談 私の中に、詩が息づいてる

    詩人の谷川俊太郎さんと、小学生の頃から詩を書き、3冊の詩集を出している女優の黒木瞳さんが、東京都内の谷川さん宅で対談した。谷川さんに私淑してきた黒木さんが、谷川さんと対談するのは今回で3回目。黒木さんが詩のモチーフにしてきた「恋愛」、谷川さんのデビュー作以来の主題「宇宙的存在」など、幅広い話題で盛り上がった。 ■恋について ――恋をモチーフにした詩を黒木さんはたくさん書いてきました。 谷川 恋は何回くら...

  • 【本の情報】 池上冬樹が薦める文庫この新刊!

     (1)『ゴーストマン 時限紙幣』 ロジャー・ホッブズ著 田口俊樹訳 文春文庫 1058円 (2)『冬の灯台が語るとき』 ヨハン・テオリン著 三角和代訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 1274円 (3)『ビブリア古書堂の事件手帖7 栞子さんと果てない舞台』 三上延著 メディアワークス文庫 702円 ◇ (1)は、48時間後に爆発する“時限紙幣”を犯罪の後始末のプロが追跡する犯罪小説。過去と現在を並行させる巧み...

  • 【本の情報】 (オススメ 編集部から)10代男子のいけない魅力

     黒板の前でおどける子、寮の押し入れでふざける二人組、大広間のみんなの歓声……。写真家の梅佳代さんが全寮制の中高一貫男子校の少年たちを追った写真集『ナスカイ』(亜紀書房・2156円)は、10代の、シャイで、伸びやかな姿が印象的だ。 縁あって7年前から栃木の那須高原海城中学校・高等学校の生徒たちを撮影。ドキッとさせられるのは最終ページの短い説明書き。同校は大震災で校舎が被災したため、東京に一時移転。結...

  • 【本の情報】 虚実のはざまに立ちのぼる香気 石田純一さん

    ■相談 なぜか悪役にひかれます 人づきあいが苦手で、基本的に人間嫌いです。でも最近は、趣味の映画鑑賞で悪役に、それも気が弱かったり、卑怯(ひきょう)だったりする人物にひかれます。正義を振りかざすヒーローより人間的ないとおしさを感じます。そんな魅力的な悪役が出ているおすすめの小説はありますか。今の石田さんにも悪役を演じてほしいと思いますが、いかがでしょう? (東京都板橋区、男性・51歳) ■今週は石田純...

  • 【本の情報】 アンダーアース・アンダーウォーター 地中・水中図絵 [作・絵]アレクサンドラ・ミジェリンスカ&ダニエル・ミジェリンスキ

    ■絵本で広がる地球への好奇心 子どもの頃、原っぱにある大きな石を見つけてはひっくり返していた。その湿った土を少し掘ると、見たことのない世界が広がっていた。ダンゴムシやミミズだけではなく、名も知らぬ生き物が蠢(うごめ)いていた。掘ると何かいる、との確信があったのだ。 世界42カ国を精緻(せいち)なイラストで紹介した『マップス 新・世界図絵』が全世界で300万部を超えるヒットを記録した、ポーランドの絵本...

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