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2017年06月のエントリー一覧

  • 【本の情報】 【江戸本】敵の名は、宮本武蔵【EDO-BON_premium_4】

     剣聖と呼ばれた男の真の姿とは。7人の敗者たちから描く、かつてない宮本武蔵。 島原沖田畷の戦いに参戦した鹿島新当流免許皆伝の有馬喜兵衛は、大筒を使った攻撃で、蔵に潜んでいた童を誤って殺してしまった。悪評はたちまち広がり、"童殺し"の不名誉な渾名をつけられた喜兵衛は、家中を追放されることに。剣が汚れると、士官どころか剣で身を立てることも叶わなくなった喜兵衛は、播磨平福村へと流れ着く。博打と遊...

  • 【本の情報】 川開きの花火大会に江戸っ子は大興奮!【EDO-BON_premium_4】

    江戸の夏は隅田川の川開きから始まる。両国橋の上は立錐の余地もなく、江戸中の屋形船、伝馬船、猪牙船が駆り出された。 花火師は橋の上流を玉屋、下流を鍵屋が受け持ち、花火が打ちあがるたびに江戸っ子の「たまや~」「かぎや~」の声が上がった。鳥瞰図を得意とした橋本(五雲亭)貞秀は隅田川をわん曲させダイナミックに描いた。http://book.asahi.com/reviews/column/2017062900004.html?ref=rss2from ブック・アサヒ・コム ...

  • 【本の情報】 やってはいけない眠り方 [著]三島和夫

    科学的に正しい眠り方をすれば脳と体がしっかり休まる 最近、なんとなく信じられていた「睡眠の常識」に誤りがたくさんあることがわかってきた。「8 時間睡眠がやっぱり理想」「夜10時には寝るほうがいい」「体内時計は1日25時間」などはすべて間違いだという。ではどう眠れば健康に良いのだろうか。睡眠医学のスペシャリストがクイズ形式で明らかにしたのが本書だ。 実は、私たちは一人ひとり体質が違い、最適な睡眠時間の長さに...

  • 【本の情報】 アジアの思想史脈―空間思想学の試み/アジアびとの風姿―環地方学の試み 山室信一さん

    山室信一京大名誉教授=滝沢美穂子撮影■時代と人をつなぎ、総体に迫る 道のりは図書館と共にあった。 最初に勤めた衆議院法制局では国会図書館。東京大学の助手時代は明治新聞雑誌文庫。東北大学では狩野文庫。京都大学では、中国書が国内最多の人文科学研究所。 「ずっと史料に導かれてきました。自分が探しているものだけでなく、その時代の世相や思潮も、史料が教えてくれました」 世界各地の図書館を回り、翻訳書や雑誌を...

  • 【本の情報】 築地市場の価値 人間と自然が共存する聖域 中沢新一

     東京の真ん中に、日本文化の宝物のような場所がある。築地市場である。そこには、400年もの歴史をもつ、海洋民族日本人の食文化に関わる暗黙の知恵が、ぎっしりと集積されている。築地市場はたんなる市場であることを超えて、世界にも稀有(けう)な生きた食文化博物館として、いまや世界中から注目を集めているのである。 アメリカの文化人類学者テオドル・ベスターが、築地市場をフィールドワークの場所に据えたのは、市場...

  • 【本の情報】 感性文化論―〈終わり〉と〈はじまり〉の戦後昭和史 [著]渡辺裕

    ■聴覚より視覚優位へと認識転換 戦後のある時期まで、鉄道の案内の多くは聴覚を通してなされていた。車内では車掌が、駅のホームでは駅員が次の駅や乗り換えなどを肉声で放送し、客はそうした声に耳を傾けた。車掌の語りそのものが一種の職人芸と化すこともしばしばあった。だがある時期から車内やホームに電光掲示板が普及するようになり、放送は録音された短いものに変わるなど、視覚の占める比率が高まった。 本書を読むと、聴...

  • 【本の情報】 通信制高校のすべて―「いつでも、どこでも、だれでも」の学校 [編著]手島純

     読もうかどうしようかとパラパラ見ていたら、ある一言に目が留まった。「学校というものは、決められた場所で、決められた時間に、決められた教材を使って、決まった年齢の人が集まるところになっていて、それを私たちは当たり前だと思っているけれど」??ああ、そうか、と思った。 9人の教師・研究者が、本書において、通信制高校の歴史、現状、そしてそれが開く新しい可能性を語り出す。通信制高校は「いつでも、どこでも、だ...

  • 【本の情報】 人生やビジネスで誰かに相談されたとき、本当に相手の役に立つために何をすべきか?

    人生やビジネスで、誰かに相談される場面は多々ある。 特に、ビジネスは「こうしたい」「こんなものを作りたい」という種があり、それらを「どうしたらいい?」と“相談すること”の連続であると言っても過言ではない。 クライアントは会社に、経営者は部下に、部下は同僚や友人に、といった具合に、いつも誰かが誰かの助力を求めている。 そして、その助力の専門家が「コンサルタント」という仕事だ。 組織やプロセスコンサルテーシ...

  • 【本の情報】 固くなった心にしみてくる

    ■「かたつむりくん ゆっくりだって、いいのよ~ん」 かたつむりくんの雨の日のおさんぽ。急がず慌てず目的もなく、アクシデントもなんのその。気負わない気ままな時間は、思いがけない新しい風景を見せてくれ、なんだか楽しい。本当はマイペースに生きていきたいけれど、世界はあまりにも目まぐるしくて、自分に向き合うことってあまりできない。なんだか固くなってしまった心に、「ゆっくり」というかたつむりくんの言葉が、じっ...

  • 【本の情報】 奇想の神話的世界、オフビートで 町田康「ホサナ」

     作家の町田康さん(55)が、執筆に5年をかけた大作『ホサナ』(講談社)を出した。身勝手な人間たちの振る舞いの総量が臨界点を超えた時、超越的存在(神?)が人間に暴威をふるうパラレルワールドが現れて――。正しさとは何か。信仰とは何か。新境地ともいえる神話的世界を立ち上がらせている。 主人公の「私」は、親の遺産に恵まれて飼い犬とともに悠々自適に暮らしている。が、ある日ふらりと参加したバーベキューで災厄に...

  • 【本の情報】 グローバル化の終焉を告げた2つの「事件」と「閉じた経済圏」の可能性とは

    以前から「資本主義」の限界が叫ばれてきたが、肝心の「資本主義の次にあらわれる世界」の議論については不透明な部分があった。 それが、2016年に起きた2つの決定的な事件――イギリスのEU離脱と、ドナルド・トランプのアメリカ大統領選勝利――によって、世界がどこに向かおうとしているのかが見えてきた感がある。 この2つの出来事の象徴的な意味合いは、グローバリズムと新自由主義を引っ張り続けてきた米英が、世界に対して「...

  • 【本の情報】 男であれず、女になれない 鈴木信平さん

    ■私は何者? 答えを求め悩み抜く ユニセックスな服に、大きなピアスとネックレス。彩り豊かな十指の爪。記者とは少し高く柔らかな声であいさつを交わした。 36歳の時に男性器を摘出。男性をやめたが、ホルモン注射は打たず女性にもならなかった。 近年、世の中ではセクシュアル(性的)マイノリティーについて考える機会が増えたが、「私はマイノリティーの中からもこぼれ落ちた存在なんです」と言う。 「性」を手放す葛藤を描...

  • 【本の情報】 青楼オペラ [作]桜小路かのこ

    ■江戸・吉原を舞台に描かれる「将来(さき)のない恋」 青楼(せいろう)とは「美女の住む家」のことで、江戸時代は吉原遊郭を意味していた。両親を謎の賊に殺されて家を取りつぶされた武家の娘・永倉朱音(ながくらあかね)は、犯人と事件の真相を探るため、自ら吉原の大見世(おおみせ)・曙楼(あけぼのろう)に身を沈め、「茜(あかね)」という遊女に。高利貸しの若旦那・近江屋惣右助(おおみやそうすけ)に目をかけられ、や...

  • 【本の情報】 〈私のコミック履歴書〉日髙のり子

    大人になった南ちゃん ――かつて浅倉南の役で一世を風靡(ふうび)しましたが、『タッチ』という作品にはどんな思いを持っていますか。 日? 声優としてこの世界で生きていく基礎を作ってくれた作品だと思っています。作品が大きかったことで、私の芸能生活においても南ちゃんというキャラクターはとても大きくて。この役がきっかけで、日本中の人に声を知ってもらったわけですから。 ――当時、南ちゃんを演じる上で心がけたことは?...

  • 【本の情報】 沖縄の経験 監視と制裁、他人事ではない 鳥山淳

     沖縄戦から72年、沖縄の本土復帰から45年が経過した。長年にわたる不条理に満ちた経験は、一方ではいまなお継続中であると同時に、他方では月日の経過とともに生じる希薄化の渦中にある。それをどのような経験として表現し、受け継いでいくことができるのだろうか。大田昌秀・元沖縄県知事の訃報(ふほう)は、その問いに向き合うことを求めているように思える。 ■尊厳を賭けた声 4月から砕石の海中投下を開始した辺野古の...

  • 【本の情報】 PR:_全国に67万!?土砂災害・危険箇所-政府広報

    【PR】 全国に67万!?土砂災害・危険箇所-政府広報梅雨本番!土砂災害から身を守る3つのポイントをご紹介。こんな前触れには要注意!http://rss.rssad.jp/rss/ad/eMRzFcqPOWHd/LkLe85pCLlq2?type=2&ent=f94c0b94c0a16372beee9858d9e7b49dfrom ブック・アサヒ・コム 新着記事 http://book.asahi.com/rss/rss2.rdf...

  • 【本の情報】 情熱のナポリタン―BAR追分 [著]伊吹有喜

     昼はコーヒーや定食、夜は本格的なカクテルを提供する新宿の「BAR追分」が舞台のシリーズ第3弾。 計4話を収めた本書は、脚本家をめざす青年を軸に物語が進んでいく。コンクールに送るためのシナリオを書き上げた青年は、応募前にある女性の意見を聞きたがっていた……。山梨県から訪ねてきた弟とグラスを傾ける兄、一人息子を育てるシングルマザー。やがて青年は、情熱がすべての壁を打ち破ると信じ、歩み出す。お好み焼きや...

  • 【本の情報】 ウソも本当に、生まれ変わる 佐藤正午「月の満ち欠け」

    同業の作家ら、小説を最もよく知る人たちから「小説巧者」と呼ばれる佐藤正午さんが、新刊『月の満ち欠け』(岩波書店)を出した。月が欠けてもまた満ちるように、死んでも生まれ変わりを繰り返す女性の物語。奇抜な着想に、卓抜な語り口で生命を与える手並みは今作も鮮やかだ。 物語は、初老の会社員小山内が東京駅のカフェで、若い母娘と待ち合わせる場面から始まる。その少女るりは初対面の小山内に向かって、彼の若くして亡く...

  • 【本の情報】 (舞台裏)『九十歳。何がめでたい』が1位

     今年の上半期で一番売れた本は、93歳の作家佐藤愛子さんの『九十歳。何がめでたい』(小学館・1296円)。出版取次会社大手のトーハンと日販のランキングで、共に1位になった。 「女性セブン」編集者の橘高(きったか)真也さん(41)は3年前、小説『晩鐘』を書き上げたばかりの佐藤さんを取材した。「もう空っぽとおっしゃっていましたが、湯水のごとく出てくる言葉は切れ味鋭かった。目からウロコが落ちてしょうがな...

  • 【本の情報】 「それなりの発散」が余裕生むかも 壇蜜さん

    ■相談 考えを人に話せない自分を変えたい 自分の考えや気持ちを人に打ち明けるのが苦手です。万が一にでも人に話したなら、頭の中が真っ白になって、自分のすべてが否定されるような寂寥(せきりょう)感に打ちひしがれます。孤独でいっぱいになるのです。そして自暴自棄になり、人から遠ざかって、CDやDVDを見ては自己陶酔にその身を委ねて過ごします。そんな自分を変えたいです。 (埼玉県、会社員男性・47歳) ■今週は...

  • 【本の情報】 知らなかった、ぼくらの戦争 アーサー・ビナードさん

    ■知ろうとしなかった歴史を知る 東日本大震災が起こってから「知らなかった」と人が話すのをよく耳にしたという。「『日本にこんなに原発があるなんて』とかね。でも、原発の数は公表されていた。『知らなかった』という言葉には、〈知ろうとしなかった〉生き方や基本姿勢が入っていると思うんだよね」。厳しい。しかし、人なつっこい笑顔で語りかけられると、心がふっとほどけ、素直に向き合えるから不思議だ。 米国で生まれ育ち...

  • 【本の情報】 Book_&_Reviewスタート 本のレビュー募集のお知らせ

    7月19日(水)、長年にわたりご愛読いただいたBOOK TiMESは、新しくBook & Review(ブック アンド レビュー)として生まれ変わります。 Book & Reviewでは、毎月のテーマに沿って、オススメの書籍のレビュー(書評)を読者の皆様から募集します。応募いただいたレビューから、作家やタレントが「セレクター」としてお気に入りを選出し、コメントを添えて朝日新聞の特集紙面とWEBサイト・BOOK asahi.com内に掲載していきま...

  • 【本の情報】 キリンの子―鳥居歌集 [著]鳥居

    ■光に包まれた季節 病室は豆腐のような静けさで割れない窓が一つだけある 危うい気配に満ちた静寂が見えてくるような一首だ。そんな作品からはじまる、今年の現代歌人協会賞を受賞した『キリンの子 鳥居歌集』。不穏な気分のまま続きを読むと、それらが自殺未遂の体験を歌ったものとわかる。 作者は、鳥居。筆名である。プロフィールには、〈2歳の時に両親が離婚、小学5年の時には目の前で母に自殺され、その後は養護施設での虐...

  • 【本の情報】 「ヒト」「モノ」「カネ」で倒産の兆候は見えてくる

    1年間で「8164件」。 これは2016年に倒産した企業の数だ。 じつは、リーマンショック後の2009年12月に中小企業金融円滑法が施行されてから、企業倒産は2010年以降、7年連続で減少している。 とはいえ、経済やビジネスの世界は、一寸先は闇なのが常だ。どんな企業や会社も、倒産のリスクと無縁ではない。 トップが戦略を一手間違えるだけで、堅調な業績が崩れていくこともある。経営者はそのことを肝に命じておかなければならない...

  • 【本の情報】 宮柊二『山西省』論 [著]佐藤通雅

     日中戦争下で、山西省は象徴的な意味をもつ。激しい戦闘と軍事上は「戦争」の残酷さを、政治上も戦後は軍閥閻錫山(えんしゃくざん)に組みこまれ日本兵が国共内戦に巻きこまれた。歌人の宮柊二は、この山西省で「一兵」として4年間戦った。 その宮の歌集『山西省』は戦後に編まれたが、私も昭和史探求の一環としてこの歌集にふれ、その写実性に驚いた。本書の著者は歌人の先達の作品としてこの歌集を読んだわけだが、戦闘の非...

  • 【本の情報】 王妃たちの最期の日々 上・下 [編]ジャン=クリストフ・ビュイッソン、ジャン・セヴィリア

    ■国境も越えていく波乱の生涯 ヴィクトリア女王のような例外は別として、皇帝や国王のほとんどは男性だった。皇后や王妃は皇帝や国王ほど権力をもたず、目立たなかったように見えなくもない。しかし彼女らの生涯は、時として男性の皇帝や国王以上に波乱に富んでおり、その劇的な最期が人々の記憶にとどまることもあった。 本書は、古代から現代までのヨーロッパで活躍した女帝や皇后、王妃20人の生涯を、とりわけ最期に焦点を当...

  • 【本の情報】 辻山良雄が薦める文庫この新刊!

     (1)『人間とは何か』 マーク・トウェイン著 大久保博訳 角川文庫 605円 (2)『A』 中村文則著 河出文庫 594円 (3)『戦後日本のジャズ文化 映画・文学・アングラ』 マイク・モラスキー著 岩波現代文庫 1447円    ◇ (1)老人と若者の対話で進んでいく物語は、「人間は機械である」と主張する老人が、人間の良心を信じる若者の気持ちを次々と打ち砕く。「なぜ、そこまで」と思わせるトウェ...

  • 【本の情報】 10代に寄り添い、すくい上げるものを 辻村深月

    作家、辻村深月さんの『かがみの孤城』(ポプラ社)は、中学生が不思議な世界に誘い込まれる長編小説だ。20代は少年少女のミステリーを多く手がけたが、近年は大人を描くことが多かった。「そろそろ戻りたくなった」という原点のような青春ミステリーだ。 「10代を書けなくなってしまうのではないか、という不安がありました」。いま37歳。「自分の中の10代の源泉のようなものが尽きているのではないかと」。それが書き始...

  • 【本の情報】 (オススメ 編集部から)罰金・発禁に負けない

     「今(いま)の○○軍(ぐん)○○事(じ)○當(たう)○○局(きよく)○○○者(しや)は○○○○つ○ま○ら○ぬ○○事(こと)までも秘密(ひみつ)○○秘密(ひみつ)○○○と○○○云(い)ふ○○て……」 1904(明治37)年3月23日発行の「滑稽新聞」の記事だ。伏せ字だらけに見えるが、○を飛ばすと、ふつうに読める。日露戦争をあおる世相をからかう、宮武外骨によるものだ。 生誕150年、『別冊太陽 宮武外骨 頓智(とんち)と反骨のジャー...

  • 【本の情報】 「何かのために」ではなく 水無田気流さん

    ■相談 哲学は現代の問題解決に役立つか 世界が混沌(こんとん)としているように感じます。世界を根本から見つめてみたいと思っています。そのために、何か哲学書を読んでみるのがいいのかもしれないと思うのですが、哲学は現代の課題を解決するのに役に立つのでしょうか。昔の哲学についての解説書は多いようですが、今の問題を扱った哲学者の本を教えてください。 (長野県、公務員女性・49歳) ■今週は水無田気流さんが回答...

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