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【本の情報】 仕掛学 人を動かすアイデアのつくり方 [著]松村真宏





<h1>仕掛学 人を動かすアイデアのつくり方 [著]松村真宏</h1>

[文]勝見明(ジャーナリスト)  [掲載]2016年11月13日





■なぜつい行動してしまうのか、解明


 例えば、男子トイレの小便器。跳ね返りが最少になるポイントに「炎」の絵を描く。利用者はついねらいたくなり、結果、清潔さが保たれる。

 人の行動を仕掛けによって変え、問題解決を図る。その仕掛けの原理を解明しようと、大阪大学准教授の著者が生み出したのが「仕掛(しかけ)学」だ。

 もとは人工知能の研究者。コンピューターを使ったデータによる意思決定がテーマだった。だが、11年前のある日、世の中のほとんどの事象はデータになっていないという「当たり前のこと」に気づく。

 人はデータに頼らなくても路傍の花を見、鳥のさえずりを聞く。仕掛けも人の行動を巧みに誘導する。コンピューターでは扱えない日常空間に目を転じ、日本発の“シカケオロジー”の創始者となった。

 例えば、最新技術で自動分別装置付きゴミ箱をつくるより、つい分別したくなる仕掛けの方が実現可能性が高い。

 なぜつい行動してしまうのか。仕掛けの原理は心理学なども絡み、人間学そのものだ。

 何でも遊びに変えてしまう子供の行動観察は仕掛けを思いつく最良の方法だという。

 人工知能ブームのなか、足もとを見つめ直させてくれる仕掛学。登場する34個の事例は、これだけでも見ものです。



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