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【本の情報】 川端康成「雪国」 島田雅彦が聴く


■生の燃焼と孤独な魂の交感 日本の鉄道はトンネルの数が極めて多く、しかも長いものが多い。トンネルをくぐるたびに『雪国』の冒頭のフレーズを思い出しながら、抜けた先に出現する別世界に誘われる。鉄道もトンネルもなかった時代は歩いて峠越えをしていたことを思えば、ほとんどワープする感覚である。 雪国の風景、人、暮らしは、ほとんど固有名詞が出てこない抽象的な描写に終始している。旅人の島村は映画のカメラとなり切っており、そのレンズに映る印象が淡々と連結されてゆく。芸者の駒子との他愛(たわい)もない会話が随所にちりばめられているが、二人の情が交錯することはなく、小説は島村の随想的なモノローグで進行する。…




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