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【本の情報】 私たちの闘い 自分で動く:2 70億分の1の声に耳を澄ます 七尾旅人


 世の中の混乱がますほどに、マスメディア、また、SNS、ポップミュージックの詞に至るまで、大文字の言葉が飛び交うようになった。この傾向は、政治的スタンスや社会的階層によらず、さまざまな立場の人を覆っているように見える。不安と閉塞(へいそく)感の中、知らず知らずのうちに、多くの人々が、精神的に寄りかかることのできる、強靱(きょうじん)な一言を欲しているようだ。同時代の多くの心を直情的にひきつけようとする言葉が飛び交い、その陰で、取るに足りないと見做(みな)される、小さな声や、物事のディテールと、実相が、かき消されてゆく。 そのことは、ずっと気がかりで、自分の作曲の中心テーマともなってきた。ここ…




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【本の情報】 地球は本当に丸いのか?―身近に見つかる9つの証拠 [著]武田康男

学校には丸い地球儀があり、図鑑を開けば宇宙から捉えた丸い地球の写真が載っている。私たちは肉眼で地球を外側から確認したこともないのに、自然に、そして無意識に地球は丸いものだと信じ込んでいる。そういった「信念」に囲まれて生きている。生まれたときに自分のそばにいる大人を親だと思い、食事は一日三食、人は恋愛をするものと思っている。これらも本当に正しいのかどうか確認する前に信じていることだ。 では、地球は本当に丸いのだろうか。宇宙に行かずに、現在地からそれを証明することはできるだろうか。この本はもし地球が平らだったらこうはならないという身近な証拠を、美しい写真とキャプションで紹介する。言われてみれば…

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【本の情報】 少年ジャンプ、半世紀 キャラ進化、人気引っ張る


 『週刊少年ジャンプ』が来年で創刊50周年。大規模な広告キャンペーンが話題を呼び、創刊号と最大部数653万部を記録した9784081022380しろ漫画は次に向かうべきだと思っていた」 漫画は紙で完結するものではない。堀江はそう考える。「手塚治虫は、絵を動かすためにアニメーションに行った。そもそも彼は映画が好きで描き始めています。漫画は漫画で終わりません」 ジャンプの部数が落ち始めた90年代半ばは、同時に、メディアミックスの在り方が変化した時代。「ROOKIES 卒業」「るろうに剣心 京都大火編」「デスノート the Last name」。これらはジャンプからの実写映画化作品で興行収入50…




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【本の情報】 バルタン星人を知っていますか? 飯島敏宏さん


■カオスから生まれた強さ伝える 「バルタン星人を知っていますか?」と聞かれて「知りません」と答える人は、現代日本に何人いるだろう。バルタン星人が登場した「ウルトラマン」の第2話「侵略者を撃て」が放送されたのは1966年7月。TBSの社員だった飯島さんが千束北男の名で脚本を書き、自ら監督も務めている。 「ウルトラ」シリーズは半世紀にわたって放送されているが、その間、バルタン星人は何度も地球にやって来た。人類最強の敵でありながら、人類の映し鏡でもあるどこか憎めない宇宙人。親から子へ、子から孫へと人気が受け継がれた。「黒澤明監督や木下恵介監督を知らない人はいても、バルタン星人は大抵の人が知って…




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【本の情報】 生涯投資家 [著]村上世彰


■話題になった案件と自らの哲学語る 2000年代前半、「モノ言う株主」「村上ファンド」で名を馳(は)せた村上世彰氏。06年にインサイダー取引で逮捕され、有罪判決を受けた氏が、初の自著で過去の投資案件と投資哲学について記した。 小3の時に十年分のお小遣いとして百万円を父からもらい、サッポロビールに投じたのが氏の最初の投資。東大卒後、官僚として16年務めたのち、投資家として独立した。 本書では、02年のアパレルメーカー・東京スタイルへの株主還元要求、03年のニッポン放送株の7%購入、05年の阪神電鉄株の大量保有など、話題になった案件の経緯が語られる。当時、氏は金儲(もう)けしか考えない「悪…




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【本の情報】 未来の年表-人口減少日本でこれから起きること [著]河合雅司






■静かなる有事


 2015年の国勢調査で明らかになったように、日本の人口は減少に転じている。昨年は、年間出生数がはじめて100万人の大台を割りこんだ。このまま少子高齢化が続けば、40年後には9千万人を下回るというデータもある。すでに私たちは、世界史に類例のない急激な人口減少時代に突入したようだ。

 河合雅司の『未来の年表』は、その時代の悪夢のような実態を具体的に紹介する。第1部のタイトルにもなっている「人口減少カレンダー」には、2017年から2115年までに日本に起きる事象が時系列にまとめられている。

 たとえば東京オリンピックが開催される2020年には〈女性の過半数が50歳以上となり、出産可能な女性数が大きく減り始める〉。その翌年には〈団塊ジュニア世代が50代に突入し、介護離職が増え始める〉と続く。

 新聞記者で人口政策や社会保障政策を専門とする河合の予測には、どれもしっかりとした調査や数値の裏づけがある。それだけに、未来と呼ぶにはあまりに近い日本社会の変容に暗澹とする。若い女性が減るのに子どもが増えるはずがない。多くの企業が決して業績が良いわけではないのに求人に力を入れるのも、恒常的に勤労世代(20~64歳)が減り続ける近未来を知っているからだ。河合が名づけたとおり、人口減少とは「静かなる有事」なのだろう。

 では、どんな対策を打つのか。河合は第2部で、「日本を救う10の処方箋」を提示。かなり大胆なアイデアが並ぶが、その前提として〈戦略的に縮む〉とあるのは当然だと思う。縮みつつどんな社会をつくるか、私たちは巨大な銃口を突きつけられている。(長薗安浩)







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